2004年12月15日
スイセンが咲きました

 12月前半に花の見られた草は、ノゲシ、ヒメジョオン、ハキダメギク、イヌタデ、トキワハゼ、ミチヤナギ、セイヨウタンポポ、センダングサ、シロザ、ヤクシソウ、コシロノセンダングサ、セイタカアワダチソウ、アワコガネギク、キチジョウソウ、オオイヌノフグリ、スイセンです。

 スイセンが咲き始めました。スイセンはひがんばな科の草で、八重咲きの華やかな園芸品種もありますが、私は一重の野生種のほうが好きです。
 ナルシシズムという言葉があります。ギリシャ神話で、絶世の美少年ナルシスは、女神エコーの恋を拒んだため神々によって、泉に映る自分の姿に恋をするように仕向けられ、やがてすっかりやつれて死んでしまいます。死後彼は白いスイセンの花になったといいます。ナルシシズムはスイセンの花からきているのです。
 そういえばスイセンの花は水辺に似つかわしいような気がしないでもありませんね。

 アオキ、マンリョウ、タラヨウなどの実が真っ赤になってきました。今年はどういうわけかガマズミの実がさっぱり不作でした。

若本孝雄