アレチマツヨイグサです

2013.06.30

写真はアカバナ科の1年草アレチマツヨイグサです。北アメリカ原産の帰化植物で、メマツヨイグサとされることもあります。この仲間は一般に「月見草」と言われることも多いのですが、本来のツキミソウは純白の花弁で、野草としては全滅したといわれています。

 

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次はドクダミです。ドクダミ科の多年草で、名前は「毒矯み」(毒を抑える)からきているそうです。全草に強い生臭みがあって一般には嫌われています。しかし花の時期に全草を刈り取って乾燥させたものは、生薬名「十薬」といって、重用されます。また加熱すると臭気が和らぐので、山菜として天ぷらなどにして食べます。4枚の花弁のように見えるのは総苞片で、その上に多数の小さい花が群生しているのだそうです。

 

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次はキキョウ科の多年草ホタルブクロです。子どもが捕まえたホタルを入れて遊んだのでこの名前になったといいます。花にはふつう赤紫と白の2種類があります。写真は北高グラウンド西の植え込みに栽培されているものを撮りました。

 

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次の写真左は我が家の庭のエビネです。もう10年も前に「花の丘」の山野草展で買い求めて庭に下ろしたものが毎年咲いてくれます。写真右はシランで2年ほど前に撮ったもので、三貫清水緑地に植えられたものだと思いますがその後見られなくなっています。これもわが庭では毎年咲いています。エビネ、シランともラン科の多年草で埼玉県では絶滅危惧1B類(EN)に指定されています(全国版は準絶滅危惧(NT))。

 

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次はキツネノマゴ科の常緑多年草アカンサスです。地中海沿岸原産の帰化植物で、野草ではなく植えられたものですが、もう10年以上も毎年たくさん花をつけます。葉の形からハアザミの別名があります。古代ギリシャ以来建築物、内装など装飾のモチーフとして用いられ、ギリシャの国花とされています。

 

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627日に三貫清水緑地のヘイケボタルを今年初めて2匹確認しました。282匹、292匹。まだごく少ないですが、7月に入ればうんと増えると期待しています。これから随時、観察結果をホタルのページで紹介していきます。お楽しみに。

若本孝雄