3月は異常に暖かい日が続きました

2013.04.30

全国各地で3月の平均気温が観測史上最高だったと報じられました。埼玉県では熊谷の気象データが1897年以来116年間ありますが、今年3月の平均気温10.4℃は2002年の10.5℃に次いで史上2位の高温でした。

さいたま市(旧浦和)は1978年以来の記録しかありませんが、今年3月の平均気温10.5℃はこの35年間の最高でした。図はさいたま市の月ごとの平均気温の最近の推移で、赤丸はこの35年間の最高の記録です。

気象庁は今年も温暖化が進むとともに激しい降雨や強風などが予想されると発表しました。近年激しい雨、豪雪、強風など、気候の変動に世界中が見舞われていますが、私には、人間の勝手な振る舞いが神様の逆鱗に触れて、人間に罰を科していらっしゃるように思えてなりません。人間があらゆる生物とともにこの地球で生きていくには、神様の思し召しに沿うよう、すべての消費を節減しなければならないと思います。

政府と日銀が、今の景気拡大路線から舵を取りなおしてくれることを、私は切に願っているのですが―――。


無題 - コピー変換変換.gif

 

次の写真はウワミズザクラです。寒い冬の後急に暖かくなり、サクラの開花は一転早まりました。撮影する時期を失したので去年の写真で申し訳ありません。ソメイヨシノやヤマザクラと違い、ウワミズザクラはたくさんの花が穂状に咲きますが、個々の花(右)はやはりサクラです。


ウワミズ縮小 - コピー.JPG

 

次はホウチャクソウです。ユリ科の多年草で、花を、寺院の軒下に吊るす飾りの鐘(宝鐸)に見立てて名前がつきました。花はこれ以上開かないので、花被片6枚(花弁3と萼3)は合着はしませんが筒状に見えます。


ホウチャクソウ - コピー (2) - コピー縮小.JPG

 

これはフユシラズです。地中海沿岸原産、キク科多年草でキンセンカの近縁、別名カレンデュラといい、園芸種で冬でも咲いているのでこの名になりました。写真は3月に路傍で撮りましたが半ば野生化しているのかもしれません。


フユシラズ - コピー縮小.JPG

 

次はサトイモ科の多年草ウラシマソウです。これも花を撮る時期が遅くなって、もうしぼみかけています。浦島太郎の釣り糸に見立てた、花の長い付属体がうまく撮れませんでした。20100430日にも紹介していますから併せてご覧ください。


ウラシマ縮小.JPG

 

若本孝雄