コバギボウシです

2012.07.31

 写真左はユリ科の多年草コバギボウシです。この株は葉に白いふちどりがありますから園芸品種で植えられたものでしょうが、毎年花をつけ野生化しているように見えます。右後ろに赤く見えるのはホタルブクロです。写真右は、キキョウ科の多年草ホタルブクロ(別名ツリガネソウ)です。これも毎年咲いて野生化しているとも思えますがもともとは植えられたものでしょう。白または紅紫の花が咲き、子どもが花にほたるを入れて遊んだといいます。

ギボウシ縮小.jpg

 

 

次の写真左はヨーロッパ原産のアオイ科多年草ゼニアオイで、もともとは栽培されていたものですが、今はすっかり野生化しています。右は地中海〜アジア原産とされる多年草タチアオイです。これもいろいろの品種が野生化していて、花は白、紅、紫、咲き分けや八重咲きなどとても多彩です。

アオイ縮小.jpg

 

次はハエドクソウです。ハエドクソウ科ですが、1科、1属、1種というめずらしい草とされています。根を煮詰めて蠅取り紙を作ったから蠅毒草だそうですが、さて今の若い人には蠅取り紙といっても分かってもらえるのかしら。

ハエドクソウ縮小.jpg

 

次はユリ科で南アフリカ原産の多年草アガパンサスです。これも植えられたものですが毎年きれいな花をたくさん咲かせます。

アガパンサス1縮小.jpg

 

 次はヒルガオ科のつる性の多年草、ヒルガオ(左)とコヒルガオ(右)です。アサガオと同様に朝咲きますが、アサガオが昼にはしぼむのに対して、昼まで咲いているからヒルガオです。アサガオは栽培されますが、ヒルガオが栽培されることはめったにありません。ヒルガオとコヒルガオは、花の大きさのほか、葉の形、花の基部にある包葉の形などで区別されます。

ヒルガオ2種縮小.jpg

 

 今年は6月の気温がここ3年ほどに比べて低かったせいか、ほたるの発生が半月ほど遅れていましたが、このところ順調に増えています。8月半ばまでが見ごろです。状況はほたるのページをご覧ください。

若本孝雄