ノウゼンカズラです

2011.07.31

写真はノウゼンカズラです。中国原産で、のうぜんかずら科の落葉つる性木本です。漢字では「凌霄花」と書きますが、漢名をそのまま使っているものです。なぜ「ノウゼン」なのか、諸説がありますがはっきり分からないようです。つる性花木では春のフジに対して夏を代表するものとされています。

ノウゼンカズラ-縮小.jpg

 

次は北アメリカ原産のあかばな科多年草ヒルザキツキミソウです。黄色の花が咲くマツヨイグサの仲間をツキミソウというのは間違いですが、白花で夜だけ咲く本当のツキミソウがほとんど見られなくなったのに対して、薄桃色で昼も咲いているヒルザキツキミソウは野生化してどこでも見られます。

ヒルザキツキミソウ-縮小.jpg

 

次は南アメリカ原産の多年草ムラサキカタバミです。観賞用に輸入されたものが野生化しました。花色が紅紫色でよく似たものにイモカタバミがあります。イモカタバミは花の中心部の色が濃く葯が黄色、イモ(塊茎)で殖えるのに対して、ムラサキカタバミは中心部の色が薄く葯が白色、鱗茎で殖えます。

ムラサキカタバミ - コピー-縮小.jpg

 

次はヌマトラノオです。さくらそう科の多年草でオカトラノオと同じ仲間(オカトラノオ属)ですが、花穂が直立し田の畔など湿気の多いところに生えます。

ヌマトラノオ100.jpg

 


若本孝雄