カキネガラシです

2011.06.30

写真は鴨川土手にたくさん群生しているあぶらな科でヨーロッパ原産の1〜2年草カキネガラシです。あぶらな科は、花がどれも十字状でよく似ているので、果実の形が見分けるときのポイントだといいますが、先のとがった細い円柱状のカキネガラシの果実は花軸にぴったりくっついている(写真右)のが特徴です。枝がほぼ直角に横に出ることと併せて独特の草姿になります。

カキネガラシ-縮小.jpg

 

次の写真左はいね科の多年草カモジグサです。これは帰化種ではなく日本原産です。カモジとは女房言葉で髪のことをいい、この草の若葉で人形の髪(かもじ)を作って遊んだことから付いた名前です。右は同じいね科でユーラシア原産の1〜2年草ネズミムギです。もともと牧草として輸入されたものだそうですが、今はすっかり野生化しています。どちらも鴨川の土手に群生しています。

カモネズ-縮小 - コピー.jpg

 

次はときどき見かけることのあるヨーロッパ原産の多年草フランスギクです。今まで園芸種のマーガレットかノースポールをどなたかが植えたのであろうと思っていたのですが、よく見ると葉がそれほど切れ込んでいないので、園芸種が野生化したフランスギクだと思います。

フランスギク-2-縮小.jpg

 

次は北高西側の植え込みに植えられたユスラウメ(ばら科の低木)で、今年は例年になくたくさん実がなりました。おかげさまで私も何度か数粒の味見をさせてもらいました。見かけもなかなかきれいです。

ユスラウメ-縮小.jpg

若本孝雄