フクジュソウが咲きました

2011.02.28

先月ご紹介した我が家の庭のフクジュソウは2月20日に咲き始めました。今年は寒いのか去年より1週間遅いようですがやはりうれしいものです。

フクジュソウ10-縮小.jpg

 

まだ寒い時期ですが、気をつけて見ると、草丈も花のサイズも小さいものの、結構たくさんの草が花を咲かせています。今日はその中からいくつか。


これはナズナ(左)とタネツケバナ(右)です。ともにあぶらな科の十字状花で花数は違いますが大変よく似ています。タネツケバナは、種もみを水に漬け苗代の準備をする4月ごろに田のあぜなどに咲くから、この名前だというのですが、もう2月から空き地などにたくさん咲いています。

ナズナとタネツケバナ.jpg

 

次はしそ科の2年草ホトケノザで、花のすぐ下の対生する鋸歯のある葉を蓮座に見立てた名前です。春の七草にいうホトケノザはきく科のコオニタビラコのことでこれとは全く別のものです。コオニタビラコももう咲くのではと探しましたが見当たりませんでした。

ホトケノザ-縮小.jpg

 

次は今一番たくさん咲いているオオイヌノフグリです。ごまのはぐさ科の2年草でユーラシア、アフリカ原産の帰化植物なのですが、今やこれなしでは野の春を語れないほどおなじみの草になってしまいました。

オオイヌノフグリ-縮小.jpg

 

次はコハコベです。なでしこ科の1〜2年草でハコベの1変種だとする説もありますが、ともかくナズナとともに春の七草のひとつで昔食用に供されていたのでしょう。小鳥の緑餌としては広く用いられているようでヒヨコグサなどとも呼ばれているようです。

コハコベ-縮小.jpg

若本孝雄