サフランがきれいでした 2010.12.31 若本は12月15日には退院したのですが、準備をしていなかったので12月15日版もお休みしてしまいました。申し訳ありません。
写真は緑地の野草ではありませんが、隣接のお宅の道端に植えられていてきれいだったので思わずパチリ。あやめ科の球根植物で、春のクロッカスに対して秋咲きのサフランです。赤い糸くずのような3本のめしべが薬用、香辛料として用いられます。なにしろ乾燥した1グラムを採るには300個の花が要るので高価です。南フランスの海鮮スープのブイヤベース、スペインの海鮮炊き込みご飯のパエリヤには欠かせない着色香辛料です。 ![]()
次はツワブキです。花の少なくなった晩秋を色取ってくれる大変ありがたいものとなっています。初冬の季語でもあります。写真はこれも道端に植えられた斑入りの葉を持つ園芸種です。野性の株を紹介したかったのですが、あいにくきれいに花の咲いたものが見つかりませんでした。 ![]()
これはキヅタ(別名ヘデラ)です。うこぎ科の常緑つる性木本で気根を出して落葉樹や岩の上などに這い登ります。キヅタにからまれたコナラなどは窮屈そうですが、巻き付かれるわけではなく栄養分を吸い取られるわけでもないので、枯れることはないそうです。 ![]()
次はぶどう科の落葉つる性低木ノブドウです。切れ込みに変化の多い互生の葉に対生する巻きひげで他の木などに絡みついて伸びます。果実は青や紫、緑、白などに色づいてきれいですが、ノブドウミタマバエなどの幼虫が寄生して虫えいとなり食べられません。 ![]()
今年もこのページをご覧いただきありがとうございました。ページを写真入りにして5年以上になり、主だった三貫清水の緑地の樹木や野草は紹介できたと思います。来年から定期的には月1回、月末にお目にかかることにしたいと思います。 若本 孝雄 |