オギです

2009.10.31

写真はオギです。いね科の大形多年草で、ススキそっくりです。実は私も2年前まではススキとオギとをちゃんと区別していなくて、前にススキと紹介したのもオギではなかったかと思っています。オギは湿地に多く株立ちにならないこと、花穂の先にのぎ(芒)がないことなどでススキと区別されます。下の写真の左はススキ、右はオギです。三貫清水周辺ではオギのほうがずっと多いようです。今年はもう終わりましたが、旧暦8月15日の芋名月、旧暦9月13日の栗(豆)名月に飾るススキが、オギであってもちっともかまいませんが、荻窪とかすすき野とかにお住まいの方はススキとオギとは違うということを知っておいたほうがよいかも知れませんね。



 

次はきく科の多年草ノハラアザミです。アザミと名のつく植物は大変多いのですが、春から夏にかけて咲くノアザミに対して、秋に咲くものの代表がこのノハラアザミでしょう。葉はトゲがあって触る気にはなりませんが花はなかなか愛らしい感じです。


 

秋も深まり、咲いている花の種類もめっきり少なくなりました。今上尾の原っぱで一番目立つ花の群落は写真のチカラシバとセイタカアワダチソウです。今まであまり気がつかなかったのは、注意を払って見ていなかったからでしょうか。このところセイタカアワダチソウは、一時ほどの猛烈な繁殖振りは衰えてきたような気がします。


 

北高校南の植え込みの陽だまりではもうスイセンが咲き始めました。

若本 孝雄