ハッカの仲間です

2009.08.15

写真はハッカ(左)とマルバハッカ(右)です。この仲間はしそ科ハッカ属でどれも茎葉に強い芳香があります。学名Mentha属でミントと総称され、性質が強いうえに交雑しやすく、栽培種を含め多くの種類があります。三貫清水の緑地や周辺には、ある会員が植えたというものを含めたくさん野生化しています。


 

次はザクロソウです。つるな科の1年草で葉がザクロの葉に似ているからこの名がついたといいますが、本当かなと私は思います。その葉は3〜5枚輪生します。花は径3ミリほどのごく小さいもので花弁はなく、5枚の萼が花弁のようにみえます。


 

次はイヌゴマです。しそ科の多年草で、果実がゴマに似ていて役に立たないからイヌゴマという名になりました。花は小さいけれどなかなか凝っています。茎にも葉にも鋭い棘がたくさんあります。


 

次はクマヤナギです。くろうめもどき科の落葉つる性低木です。若葉や果実は食用になるといわれますが、まだ試したことはありません。熊と名がつくほどつるが丈夫で、雪国ではかんじきをこれで作るそうです。


 

8月前半に樹ではハリギリの花が咲き始めました。

 

草ではシナガワハギ、ジュズダマ、コヤブラン、エノキグサ、ガガイモ、キヌガサギク、オオニシキソウ、コニシキソウ、スズメウリ、フヨウ、カントウヨメナ、タカサブロウ、キクイモ、オオアレチノギクの花が咲き始めました。

 

若本 孝雄