クサノオウが咲きました

2009.05.15

写真はクサノオウです。けし科の多年草で花は小形ですが割合きれいです。でもけし科ですから、シラユキゲシやタケニグサと同じように茎葉を切ると黄色の汁を出し何か毒々しい感じがしますが、そのとおり、毒性の強いアルカロイドを含む毒草です。昔から虫さされやはれものの外用薬として用いられていたそうです。


 

次はヒメウツギです。ゆきのした科の落葉低木で、庭植えのほか、鉢植えで花を観賞します。花は白色ですが、この株は咲き始めに少し赤みがかっています。


 

次はオオバコ(写真左)です。おなじみのおおばこ科の多年草です。今年、ツボミオオバコ(写真右)が生えているのに初めて気がつきました。北アメリカ原産の帰化種だそうで、最近殖えてきたのかも知れません。葉は白く短い毛に覆われてふわふわした感じで、花茎はオオバコより少し背が高いようです。


 

5月前半に花の咲き始めた樹はタニウツギ、ヤマツツジ、ヒメウツギ、ハリエンジュ、ノイバラ、ツルウメモドキ、モミジイチゴ、ピラカンサ、アオハダ、ナワシロイチゴ、センダン、エゴノキ、クスノキ、ガマズミ、キリ、イタチハギです。

草ではギシギシ、オヤブジラミ、ヤブヘビイチゴ、シラスゲ、ヒルザキツキミソウ、ヤグルマギク、カキツバタ、コヒルガオ、カスマグサ、ツボミオオバコ、ハイアオイ、ゼニアオイ、カモジグサ、アオカモジグサ、ネズミムギ、カラスビシャク、キショウブ、ムラサキカタバミ、アカツメクサ、ツメクサ、ヒゴクサ、ウラジロチチコグサ、オオバコ、ノハカタカラクサ、クサノオウ、ニワゼキショウ、イヌガラシ、シラン、コバンソウ、エナシヒゴクサ、ハナイバナ、コナスビ、カラスノカタビラ、ミコシガヤ、アゼナルコ、カワラスゲ、ゴウソ、ヤワラスゲです。

若本 孝雄