ヒメカンスゲの花です

09.03.15

写真はかやつりぐさ科スゲ属の常緑多年草、ヒメカンスゲです。図鑑には花期4〜6月となっていますが、雄花は2月から咲き始め、早いものはもう花が終わりかけています。花穂の先端の雄花は黄色がかった葯で覆われてブラシのように見え、下の方に小さい雌花が4個ほどついて暗紫色に染まった包葉に包まれています。


 

次はクロッカスです。あやめ科球根植物の園芸種です。誰かがわざわざ植えたとも思われぬところだし、球根がこぼれたものでもなさそうですから、どうしてここで咲いているのかよく分かりません。クロッカスはときどきほかのところでも見かけます。花が咲いている期間は割合短いようです。


 

3月に入って八重咲きのスイセンが咲き始めました。スイセンはひがんばな科の多年草ですが、野生種のほかにいろいろの園芸種を植えてくださる人も多く、11月ごろから冬の長い期間私たちを楽しませてくれます。下に代表的な花を4種並べてみました。


 

3月前半には樹でミツマタ、ジンチョウゲが咲き始めました。草ではアミガサユリ、キウリグサが咲き始めました。

 

若本 孝雄