ヒメツルソバです

2009.02.15

陽だまりではヒメツルソバが結構たくさん咲いています。ヒマラヤ原産のたで科の多年草で、栽培されていたものが逸出したのだと思いますが野生化しています。葉のX字型の黒い斑紋がたで科の特徴をよく表わしています。


 

次はシロヤマブキの果実です。真っ黒で光沢があって、今の時期よく目立っています。ばら科の落葉低木で、姿がヤマブキによく似ていて花が白色であるところからシロヤマブキといいますが、花弁が4枚で果実も4個つきますし、葉のしわの形などヤマブキとはかなり違います。3年ほど前に近所の方が植えたものだと思いますが、毎年きれいに咲いています。(この時期には果実がもう落ち始めています)


 

次はタチバナモドキです。ばら科の常緑低木で、昨年紹介したトキワサンザシとともに一般にピラカンサの通称で知られています。つい先日までオレンジ色の実がたわわに実っていましたが、鳥たちがついばみ始めたなと思ったら2日ほどで、ひとつ残らず食べてしまいました。私たちの目にはよく熟して早くからおいしそうに見えるのですが、鳥たちは本当に熟すのを待っていて、さぁ旨くなったぞという時にさっとみんな食べてしまうようです。


 

木ではボケ、ユキヤナギが咲き始めました。草ではスイセン、オオイヌノフグリ、ナズナ、タネツケバナ、ホトケノザ、ツルニチニチソウなど前から咲いていましたが、立春を待っていたかのようにハナニラ、オドリコソウが咲き始めました。

 

若本 孝雄