春の七草の筆頭です

2009.01.15

遅れ馳せながら、新年のご挨拶を申しあげます。本年もよろしくお願いいたします。

寒いですが新春です。春の七草筆頭のセリです。春たけなわの頃のようにはいきませんが、とても元気です。七草粥でじっくり味わうことができました。栽培されるものと違って強い香りを持っています。


 

ウメの花が1月7日には咲いていました。緑地近くのお宅の庭ですが去年より20日以上早い開花です。実の収穫を目的とする実梅では、剪定などに気を配らないで放任すると、体力を保持しようとする自己防衛機能で隔年結果(1年おきに実をつける)となるそうです。この冬が去年と比べて特に暖かいというわけでもないと思うので、ウメの開花の早い遅いも気温だけでは決まらない何かがあるのかなと思います。


 

次は春の七草2番目のナズナです。マメグンバイナズナは前に紹介したのに、ナズナはまだでした。あぶらな科の越年性1年草ですが、ペンペングサといったほうが通りがよいでしょう。3角形の果実を三味線の撥(バチ)に見立てた通称です。これも大変元気で寒い中でけなげに花をつけています。


 

オオイヌノフグリやタネツケバナがたくさん咲いています。このところ寒いだけに、とても嬉しいですね。

 

今年も四季折々の草や木の表情をお伝えしていくつもりです。よろしかったらどうぞのぞいて見てください。

若本 孝雄