ジャノヒゲの種子です

2008.12.31

始めの3種はどれもゆり科の常緑多年草で、果皮が早く落ちて種子がむき出しになりますが、水分を含んでいてまるで液果のように見えるところが共通しています。

最初の写真はジャノヒゲ(別名リュウノヒゲ)です。種子は晩秋にコバルト色に熟して大変きれいですが、茂っている葉の中にかくれているので気付かない人が多いでしょう。根の肥大したものを麦門冬(バクモンドウ)と呼んで薬用にします。


 

次はオオバジャノヒゲです。実はこの仲間(ゆり科ジャノヒゲ属とヤブラン属)には似たものがいろいろあって、この草の花を066月にはノシランとして紹介してしまったのですが、後に違うことに気がつきました。確とした自信はないのですが今日はオオバジャノヒゲと紹介します。


 

次はヤブランです。この株は斑入り葉ですから栽培種が植えられたものと思います。黒く熟して光沢のある種子がきれいですが、残念ながらたくさん実った穂はめったに見られません。


 

最後の写真はスイセンで、このところいっぱい咲き始めました。花の少ない時期ですからとても嬉しくなります。


 

今年も私のページを見ていただいてありがとうございました。年末はかなり寒い日が続きました。お元気で良いお正月をお迎えください。

 

若本 孝雄