アキノキリンソウです

2008.11.30

写真はアキノキリンソウです。きく科の多年草で別名アワダチソウですが、一時期花粉症の元凶だといわれて評判の悪い帰化植物に、同じ仲間とはいえセイタカアワダチソウの名前がつけられたというのは、何とも気の毒です。私はきれいな花だと思いますし、秋の深まりを感じさせてくれる代表的なものに挙げたい気がします。


 

次はスカシタゴボウです。あぶらな科の2年草で、透かし田牛蒡と書くようです。5月頃から咲いていますが、田んぼやあぜ道に生えることが多く春夏には目立ちません。11月末まで咲いていましたので、今日紹介することにしました。


 

次もあぶらな科ですが多年草のイヌガラシです。例により犬には悪いですがカラシに似ていて役に立たないからイヌガラシです。スカシタゴボウと同じようなところに生え、大変よく似ていますが葉の切れ込みかたと果実の形が違います。


 

次はせんだん科で暖地性の落葉高木センダンです。鴨川土手に生えて、今年初めてなった果実が黄熟したら紹介するつもりだったのですが、2〜3回羽状複葉が全部落ちてしまうので早くしました。近くの宮原小学校には、根回り3.6m、樹高15mで市の文化財・天然記念物に指定された樹があり、学校のシンボルになっています。「栴檀は双葉より芳し」のセンダンはびゃくだん科のビャクダンのことで別の樹です。

>

 

ビワの木に花が咲き始めました。

 

若本 孝雄