ツリガネニンジンです

2008.10.31

写真はツリガネニンジンです。ききょう科の多年草で春の若芽はトトキと呼ばれ山菜として親しまれてきました。葉が4〜5枚輪生します。花も花序に数個輪生してつり鐘形に垂れ下がります。太くて白い根があって朝鮮ニンジンに似ているのでこの名になりました。


 

 

次はゆり科の多年草のツルボです。別名サンダイガサ(参内傘)は花穂を、むかし公卿が参内するとき供人が持った畳んだ傘に見立てたものといいます。


 

次は田んぼやあぜに生える、きく科の1年草タウコギです。葉がウコギに似ているからタウコギというのだそうですが、あまり似ているとは思えません。草丈が割合低いので気がつきませんでしたが写真を撮ってみて、花がアメリカセンダングサによく似ていることが分かりました。タウコギは茎が丸いので、四角形のセンダングサの仲間と見分けられます。昔は田んぼの強害草だったのが、農薬のせいか最近ずいぶん少なくなっているそうです。


 

10月後半に花の咲き始めた草はヒデリコ、キチジョウソウ、フジバカマ、ヤクシソウ、アキノキリンソウ、ナギナタコウジュ、ツワブキ、フユシラズです。

 

樹ではキヅタ、サザンカ、ヤツデが咲き始めました。

 

若本 孝雄