ハリギリの花が咲きました

2008.08.15

写真はハリギリです。うこぎ科の落葉高木で、同じうこぎ科のタラノキ同様に枝は鋭い棘だらけです。高いところに咲くので、こんなにたくさん花が咲いていることに初めて気がつきました。棘のある植物は食べられるといいますが、ハリギリの若芽はタラノキに劣らないおいしい山菜だそうです。でも、棘だらけの高い木では登ることもできず、まだ食べたことはありません。


 

次はハッカです。一般にミントと呼ばれるハーブの一種で、しそ科の多年草です。全草にメントールを多量に含んで強い香りがあり、香料として利用されます。三貫清水の緑地ではこの仲間でオランダハッカやチクマハッカなどもあります。


 

次はすべりひゆ科の1年草、スベリヒユです。多肉質の茎葉を持ち日の当たっている間だけ黄色の花を開きます。食用になるそうですが畑の強害草です。園芸種のマツバボタンはこの仲間です。また近年多くなったハナスベリヒユはこの仲間の属名、ポーチュラカをそのままそっくり名前として頂いて我が物顔をしています。


 

8月前半に花の咲き始めた草はコヤブラン、ハッカ、ガマ、ジュズダマ、オヒシバ、メヒシバ、コメヒシバ、ヒメムカシヨモギ、オオイヌタデ、ガマ、オオニシキソウ、フィゾステギア、キンミズヒキ、テンツキ、タカサブロウ、タマスダレ、フタバムグラ、コマツヨイグサ、タコノアシ、カントウヨメナ、センニチコウ、マツカサススキです。

 

樹ではタラノキが咲きました。

 

若本 孝雄