ネムノキです

2008.07.15

写真はネムノキ(まめ科の落葉高木)で、花が咲き始めました。高さが10mもあり梢が見上げるほどに高いので、花が咲いても気づく人は殆どないのではと思います。それでも毎年きちんと花をつけてくれます。葉は2回羽状複葉からなりますが、就眠運動といって、夜は垂れ下がり小葉を閉じて眠ります。それでネムノキなのです。


 

 


次はミゾカクシです。別名アゼムシロで、田んぼなどに多いききょう科の多年草です。下方に5枚の花弁があるように見えて、キキョウの花とは全く違うので、これでもききょう科なの?と思わせますが、これで合弁花なのです。


 

 


次はヨウシュヤマゴボウです。北アメリカ原産のやまごぼう科の多年草です。秋に果実が黒紫色に熟しつぶすと紅紫色の汁が出て、衣服を汚したりしますが、私には毒々しく見えます。アメリカではインクベリーと呼ぶそうです。


 

 


7月前半に花の咲き始めた草は、エノコログサ、エノキグサ、ヤブカンゾウ、ミチヤナギ、イシミカワ、コバギボウシ、タケニグサ、イヌビエ、セイバンモロコシ、サンカクイ、アキノタムラソウ、ヤブマオ、ヒルガオ、オランダハッカ、ジャノヒゲ、オシロイバナ、キキョウ、ヘクソカズラ、ヒメヤブラン、コスモス、アレチマツヨイグサ、イヌホオズキ、ガガイモ、アゼガヤツリです。

 

樹ではムクゲが咲き始めました。

 

若本 孝雄