スズメノテッポウです

2008.05.15

写真はいね科の2年草、スズメノテッポウです。田起こし前の水田をはじめ、あちこちにいっぱい生えています。子どもたちが穂を引き抜いたあとの葉鞘を笛にして遊びます。昔、春の田んぼは子どもにとってとても楽しいところだったと思いますが、今はどうでしょうか。


 

 


次はアマドコロです。ゆり科の多年草で、太い根茎がやまのいも科のオニドコロに似ていて甘くて食用になるそうですが、私はまだ試みていません。滋養強壮の薬用に用いるといいます。葉に白い縞の入ったフイリアマドコロは庭に植えたり切花に使われたりします。


 

 


次はすみれ科の多年草、ツボスミレ(別名ニョイスミレ)です。ツボ(坪)は庭の意味で、茎のあるスミレの仲間では小形ですが、白い花で紫色のスジが鮮やかできれいです。


 

 


5月前半に花の咲き始めた草は、キツネアザミ、アメリカフウロ、スズメノチャヒキ、ヘラオオバコ、ツメクサ、ギシギシ、カラスビシャク、ホソバノアマナ、ヤブタビラコ、オヘビイチゴ、ダッチアイリス、ノニガナ、スカシタゴボウ、シロツメクサ、オヤブジラミ、ニガナ、アカツメクサ、カラスノカタビラ、コメツブウマゴヤシ、ゴウソ、スイバ、イ、ウキヤガラ、コナスビ、カスマグサ、ヒルザキツキミソウ、コヒルガオ、ヒメウズ、ウラジロチチコグサ、ノハカタカラクサ、フタリシズカ、ミヤコワスレです。

 

樹ではミズキ、オニグルミ、ニシキギ、タニウツギ、ムクノキ、ハリエンジュ、アオハダ、ノイバラ、ヒメコウゾが咲き始めました。

 

若本 孝雄