アミガサユリが咲きました

2008.04.15

写真は、ゆり科の多年草アミガサユリ(編笠百合)です。つりがね形の花の内面には暗赤紫色の網目模様があります。中国原産で、中国名「貝母」を音読みしてバイモという別名があります。観賞用に栽培するほか、鱗茎を陰干しにして煎用すると咳止めに有効だそうです。

 


 

 


次はムスカリです。ゆり科の多年草で園芸品種とされていますが、野生化して、年ごとに株が増えているようです。


 

 


次は咲きだしたイロハカエデの花です。かえで科の落葉高木で、紅葉でみなさんおなじみですが、案外花は知られていないかも分かりません。葉は単葉ですが5〜9裂し、裂片を「いろはにほへと」と数えたのでイロハカエデです。京都の高雄に多く、紅葉で有名なのでタカオモミジの別名があります。東京の高尾山とは関係ないようです。


 

 


4月前半に花の咲き始めた草は、ノミノツヅリ、スミレ、アカネスミレ、ジシバリ、ケキツネノボタン、ヘビイチゴ、カタバミ、アリアケスミレ、ムラサキサギゴケ、ホオコグサ、イヌナズナ、スズメノエンドウ、スズメノテッポウ、ムシクサ、オニノゲシ、タチイヌノフグリ、カサスゲです。

 

樹ではミツバアケビ、クサイチゴ、アカシデ、ヤマブキ、ドウダンツツジ、タチヤナギ、ニワトコ、イロハカエデ、ニガイチゴ、ナツグミ、ヤマグワが咲き始めました。

 

若本 孝雄