コハコベが2月初めから咲いています 2008.03.15 写真はなでしこ科の1〜2年草のコハコベです。ミドリハコベと区別せずにハコベとする説もありますがここでは別種としました。ミドリハコベより小形で茎が紫色を帯びます。ハコベは春の七草として七草粥に入れます。小鳥の緑餌として多く使われ、ヒヨコグサの別名があります。
次はツルニチニチソウです。きょうちくとう科で、ヨーロッパ原産の半つる性多年草です。斑入りの葉を持つものが庭に栽培されたりしますが、野生化したものもあちこちに見られます。
次はサクラソウです。さくらそう科の多年草です。野生種は埼玉県の県花とされ、荒川流域の田島ヶ原の群落は国の特別天然記念物に指定されていますが、近年はごく少なくなったようです。この写真は歩道のコンクリート製のプランターに誰かが園芸品種を植えたものだと思いますが毎年咲いています。園芸品種はプリムラの名前で呼ばれます。
今年は寒さが厳しかった気がしますが、それでも春の草花がたくさん咲き始めました。ホトケノザ、タネツケバナ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、サクラソウ、コハコベ、ツルニチニチソウ、スズメノカタビラ、ヒメカンスゲです。ようやくツクシが頭をのぞかせました。 樹ではユキヤナギ、ジンチョウゲ、アセビ、ネコヤナギが咲き始めました。 若本 孝雄 |