コナラのドングリが芽生えています

2008.02.29

 

写真は、コナラがドングリから芽を出そうとしているところです。右上の堅い殻が割れたところから、もう根が10cmほども地中に伸びています。その根元から、ドングリの中味のほとんどを占める分厚い2枚の子葉が、これから開きます。下には、ドングリが枝に付いていたときのお椀の形をした受け皿(殻斗と呼びます)が落ちています。

 

実をいうと私は、ドングリの、お椀のついていた側(おしりに見える方)から根と芽が出るとばかり思っていたのですが、全く反対で尖った先端のように見える方から発根発芽するのでした。

 


 

 


次はヤエムグラの今の様子です。あかね科の1〜2年草で、四角い茎の稜や葉のへりには下向きの小さいとげがたくさんあって、子どもたちが6〜8枚ついた葉の、上下の茎をちぎってそれを服につけ勲章に見立てるので、クンショウソウの別名があります。

 

今見られる葉は丸くて、春から夏に花の咲くころの、細く尖った葉とはまるで別の草かと思うほど違います。

 

葉は6〜8枚が輪生しますが、本当は2枚の葉が対生していて残りは托葉が変化したものだそうです。

 


 

 


2月も末になって去年より2ヵ月近く遅く、ようやくホトケノザの花が咲き始めました。この冬が寒かったのかも知れませんが、去年夏の酷暑も影響しているかも分かりません。

 

若本 孝雄