カラシナが元気です

2008.02.15

下は鴨川の土手に野生化している、あぶらな科の多年草セイヨウカラシナです。ロシア原産で、戦後入ったものですが、在来のカラシナと本質的には違わないそうで、辛味のある葉を青物の少ない今の時期に野菜として重宝している人も多いようです。種子を粉にしてカラシを作ります。春咲く黄色の花はナノハナ同様花見が楽しめます。


 

次はヨモギです。昨年9月に花を紹介しましたが、どちらかといえば春の草の分類に入れたいと思います。「花より団子」で、目立たない秋の花より、摘み草をしたあと草餅で春の香りを楽しむほうに軍配を挙げます。


 

次はアジサイの今の冬芽の様子です。アジサイの葉は対生ですから、枝の葉の付け根から左右に1対の芽が出てきます。芽の中にこれから伸びる花芽と葉芽が入っています。中央は去年花後に枝を剪定した痕です。


 

2月初め、立春の声とともにハンノキの花が咲き始めました。わずかに緑がかった長く垂れ下がる雄花の穂が木全体を赤く彩り、花粉を撒き散らし、この寒い中でという感じです。埼玉の「県の蝶」ミドリシジミの幼虫がこの葉を食べます。

 

若本 孝雄