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ヨモギの花です

2007.09.30

写真はヨモギです。きく科の多年草で別名モチグサといいます。早春萌え出る新芽を摘んで餅につき込み草餅を作ります。特有の香りが春を告げるので大変親しまれています。秋の今頃は花盛りです。この花はごく小さくて地味なので知らない方が多いかも分かりません。

 

ところでヨモギは若葉を食用にする他に、大変有用な薬草として、止血、下痢止め、利尿、痛み止め、高血圧への対症など多様な効果があるのです。

 

お灸のもぐさの原料は、この草の葉を乾燥して綿毛だけ集めたものです。『子どもが悪さをすると「お灸を据えますよ」というのも、薬効のひとつでしょうか。(故 柳 宗民さんの「雑草ノオト」から)』

 


 

 


次はマルバルコウソウです。熱帯アメリカ原産のひるがお科のつる性1年草です。

 

もともとルコウソウ(縷紅草)という園芸品種があって、縷とはごく細い糸のこと、葉が糸状で、紅色の花が咲くことから名づけられました。

 

マルバルコウソウはルコウソウと同じ仲間で、葉が糸状でなく卵型であるところからこの名になりました。


 

 


9月後半に花の咲き始めた草は、スベリヒユ、シロザ、ハシカグサ、ヤブラン、ケアリタソウ、タマスダレ、コヤブラン、アシ、ススキ、カゼクサ、チカラシバ、オオオナモミ、ヌスビトハギ、イヌコウジュ、スズメウリ、シソ、キンガヤツリ、マツカサススキ、コブナグサ、チヂミザサ、メドハギ、ホソバヒメミソハギ、コセンダングサ、ウド、ヤクシソウ、イボクサ、ホテイアオイ、ヤノネグサ、アメリカアサガオ、ミゾソバです。

 

樹ではヌルデが咲き始めました。

 

若本 孝雄