エノコログサです

2007.07.31

写真はいね科の1年草のエノコログサです。エノコロ(狗児)とは犬の子どものことです。花穂を子犬のしっぽに見立てた名前です。このしっぽで猫をじゃらすとして、ネコジャラシの別名があり、むしろこのほうが一般に通用するかもしれません。どこにでもたくさん生えています。

 


 


次はミズヒキです。たで科の多年草で、花穂を上から見ると赤く下から見ると白いので紅白の対照から、ミズヒキの名になりました。果実には小さい刺が付いていて、動物体にくっついて運ばれます。


 

 


次はノブドウです。ぶどう科のつる性落葉低木ですが、草本とする説もあるようです。葉の形は三角形で裂けないものから、細かく切れ込むものまで変化が多いものです。果実はほとんど、中に昆虫が寄生していてむしこぶとなります。同じ仲間のエビヅルやヤマブドウの実は食べられますが、ノブドウは食べられません。


 

 


7月後半に花の咲き始めた草はイヌビエ、アレチマツヨイグサ、ミョウガ、キキョウ、コニシキソウ、コメヒシバ、ヤマノイモ、サンカクイ、ワルナスビ、オオニシキソウ、ミゾコウジュ、ヒメガマ、オヒシバです。

 

樹ではムクゲ、ノブドウが咲き始めました。

 

若本 孝雄