ヘラオオバコです

2007.04.30

写真はヘラオオバコです。おおばこ科のヨーロッパ原産の1年草で、大形で他のオオバコの仲間とはかなり感じが違います。私の図鑑では花期が6〜8月となっていますがもうたくさん咲いています。


 

 


次はきく科ノゲシ属の2年草オニノゲシです。ノゲシに似ていて、葉に刺があって全体に荒々しい感じがするので、オニの名がつきました。ノゲシも今たくさん咲いていますが、葉がケシに似ていることによる名前です。


 

 


次はおなじみのカントウタンポポです。一時、セイヨウタンポポに、カントウタンポポなどの在来ニホンタンポポが駆逐されるなどといわれましたが、私はそんなに心配していません。きく科の草では、一輪の花のように見えるのが実は数十から百以上の独立の花の集合です。そしてガク(萼)のように見えるところを総苞といい、その外片が反り返っているのがセイヨウタンポポ、素直に上向いているのがカントウタンポポです。でも最近は交雑種が増えているようです。


 

 


4月後半に花の咲き始めた草は、ウシハコベ、ミツバツチグリ、オヤブジラミ、オニノゲシ、ギシギシ、カキネガラシ、スズメノテッポウ、ツルニチニチソウ、コオニタビラコ、アマドコロ、アオスゲ、スズラン、スカシタゴボウ、カスマグサ、シロツメクサ、アメリカフウロ、オオヤマカタバミ、ノハカタカラクサ、ヘラオオバコ、オヘビイチゴ、スズメノチャヒキ、チガヤ、ホソバノアマナです。

 

 

樹ではサルトリイバラ、ヤマグワ、ウワミズザクラ、イヌザクラ、ヒメウツギ、ナナカマド、ヒメコウゾが咲き始めました。

 

若本 孝雄