キランソウの花です

2007.04.15

下の写真は、しそ科の多年草のキランソウです。しそ科の草はほとんど四角の茎を持っていますが、この草は珍しく丸い茎で、べったりと地面を覆っています。薬草としてかなり多面的で強い効力があるようで、ジゴクノカマノフタという奇妙な別名があります。地獄の釜に蓋をして、やって来た病人を追い返すとしてついた名前です。


 

 


次はシャガです。あやめ科の常緑の多年草で古く中国から渡来したと言われます。三貫清水の緑地では最も多く群生する草のひとつです。シャガ(射干)はヒオウギの漢名だそうです。


 

 


次はクサイチゴです。クサの名がついていますが、ばら科キイチゴ属の落葉小低木で、3枚から5枚の小葉からなる複葉をつけています。一昨年は豊作だったので赤くて甘い果実を結構たくさん食べました。同じ仲間のニガイチゴの花もたくさん咲いています。こちらは単葉です。クサイチゴほどおいしくありません。


 

 


4月前半に花の咲き始めた草はオランダミミナグサ、キランソウ、ムラサキケマン、スズメノエンドウ、イモカタバミ、アカネスミレ、ケキツネノボタン、ジシバリ、ハルジオン、フキ、オニタビラコ、ヤエムグラ、ツボスミレ、タチイヌノフグリ、ノミノツヅリ、ホオコグサ、カラスノカタビラ、マルバスミレです。

 

樹ではニガイチゴ、ナツグミ、ヤマブキ、シロヤマブキ、ニワトコ、イロハカエデ、クヌギ、コナラが咲き始めました。

 

若本 孝雄