トチノキの冬芽です

2007.01.15

遅ればせながら新年のごあいさつを申しあげます。

 

本年もこのページをどうぞよろしくお願いいたします。

 

写真はトチノキの冬芽の様子です。とても大きくて、樹脂をたっぷり含んでいるので、日光に照らされてテカテカに光り輝いています。私は冬芽の王様だと思っています。

 

とちのき科の落葉高木です。北国ではたくさん実がなってトチモチなどを作るそうですが、ここではほとんど花も実もついてくれません。樹の年齢が10歳少々と若いせいかもしれません。


 


次はハンノキの今の樹の様子です。2005年12月に枝先の花のつぼみを紹介しましたが、今回は木全体にびっしりとつぼみをつけている姿を紹介します。写真で見えるのは雄花のつぼみです。

 

「さいたま自然学習スクール」のチョウ博士こと、馬場一秋さんに教わって、昨年初めて、埼玉の県蝶「ミドリシジミ」を見ることができました。このチョウの食草がハンノキなのです。


 

 


去年は、コブシの花が咲かないとか、コナラやクヌギのドングリがちっとも落ちていないとか、アオハダの赤い実が全然ならないとか、おかしなことがたくさんありました。

 

今年は「年々歳々花合似たり」に戻ってほしいと切に願っています。

若本孝雄