ヤマザクラも終わりになりました

2006.4.15

ウメをはじめ花が軒並み遅くなっているなかで、サクラの仲間だけが不思議に去年より早くなりました。

 

ヤマザクラも3月末に咲き始めました。これは10日ほど前の写真です。さくらとしてはソメイヨシノなどに比べて地味ですが、雑木林に咲くさくらとしてははるかに似つかわしいと思います。

 

ソメイヨシノと違って花の時期にはもう葉が展開しています。

                                                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次はカラスノエンドウです。まめ科でソラマメの仲間に入る、多少つる性の2年草です。

 

子供のころ、花が終わって豆が大きくなった時に、さやの片方を開いて中の豆を除き、笛にして大きな音を出して遊びました。いや今でもやって楽しんでいます。

 

まだ咲いていませんが、この仲間にはスズメノエンドウがあります。うんと小形にしたもので花も地味です。カラスに対してスズメというわけです。

 

またカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間種で、カラスのカとスズメのスの真ん中なのでカスマグサと名づけたというのもあって結構咲いています。変な名前のつけ方ですね。

 


 


4月前半には草では、スミレ、アカネスミレ、カラスノエンドウ、ノゲシ、ヘビイチゴ、タチイヌノフグリ、ミミナグサ、アミガサユリ、シャガ、ウシハコベ、スズメノヤリ、キランソウ、ケキツネノボタン、ジシバリの花が咲き始めました。

 

樹ではオオシマザクラ、ユキヤナギ、クサイチゴ、ニガイチゴ、ヤマブキ、カワヤナギ、ナツグミ、クサボケが咲き始めました。

若本孝雄