タチツボスミレです

2006.03.31

三貫清水の緑地で一番ポピュラーなすみれはタチツボスミレです。

 

すみれの仲間は春を告げる野草の代表で、すみれ科の多年草です。

 

このほかに今はまだ咲いていませんが、ツボスミレ、マルバスミレ、スミレ、アカネスミレなどが見られます。

 

すみれの語源は、横から見た花の形が大工の使う墨入れに似ているからといいます。


 


次ぎはショカッサイです。中国原産のあぶらな科の2年草で、名前は漢名「諸葛菜」を音読みしたものです。三国時代の蜀の丞相、諸葛孔明が栽培を推奨したという説があります。

 

別名オオアラセイトウともいいますが、俗名ハナダイコンのほうが、正確ではないにしても通りがよいようです。

 

園芸方面ではムラサキハナナといっているようです。

 


 


3月後半に花の咲き始めた草は、ヒメカンスゲ、シバザクラ、ヒメオドリコソウ、ノミノフスマ、ノミノツヅリ、ショカッサイ、オドリコソウ、カラシナ、タチツボスミレ、キウリグサ、スノーフレーク、ハナニラ、カントウタンポポ、カタバミ、ムスカリです。

 

樹ではヒサカキ、ジンチョウゲ、クロモジ、アオキ、ヤマザクラが咲き始めました。

 

どういうわけか、毎年どっさりと花をつけるコブシの樹に、今年はほんの数輪しか咲きません。それも鳥に食べられるのかきれいではありません。

若本孝雄