オオイヌノフグリが咲いています 2006.01.31 写真はオオイヌノフグリです。ごまのはぐさ科の2年草です。暖かい日の日中に12月ごろから花が見られます。 春の訪れを早く教えてくれる愛らしい野の花ですが、若い女性に名前の謂われを説明するときは困ってしまいます。愛嬌があっていいという人もいますが。 手前の赤紫の花はホトケノザです。しそ科の2年草です。葉を花の仏さまの台座と見立てたものです。 春の七草にいうホトケノザはきく科の2年草のコオニタビラコのことで、このホトケノザとはまったく別物です。
次はマンリョウ(万両)です。やぶこうじ科の常緑低木です。園芸店で見かけるほど実付きは良くありませんが、たくさん生えています。小鳥がこの実を食べて、糞の中の種をあちこちに運んで殖えるのです。
似たような木にセンリョウ(千両、せんりょう科)、百両とも呼ばれるカラタチバナ(やぶこうじ科)、十両とも呼ばれるヤブコウジ(やぶこうじ科)があり、正月の飾り物として使ったりして園芸家に親しまれています。 若本孝雄 |