ママコノシリヌグイが咲いています

2005.09.30

写真はママコノシリヌグイというすさまじい名前のたで科のつる草です。茎や、葉の中央脈には、鋭い逆さ刺がびっしりついて、とても素手ではつかめません。これで継子の尻をぬぐうというのだから恐ろしいことです。

 

その名に反して、うす紅色の細かい小花が集まって咲く様子はとても可憐に見えます。同じたで科のミゾソバやアキノウナギツカミなどによく似ています。


 


次の写真はツユクサです。どこにでもたくさんありますが、よく見ると大変きれいです。昔この花弁をしぼって染料にしたそうです。一見花弁が2枚のように見えますが本当は6弁なのだそうです。

 

先日鴨川を渡った上尾の原っぱで、3弁で少し赤みがかった花を見つけ、図鑑で調べましたが名前が分かりませんでした。4回ほど観察して葉などがツユクサに似ていることに気づきツユクサを調べたら、なんと単子葉植物なのでした。それでその草はつゆくさ科のイボクサだと分かりました。

 


 


9月後半に花の見られた草は、セイヨウタンポポ、カタバミ、トキワハゼ、ノゲシ、ハイアオイ、ムラサキツユクサ、アカツメクサ、ハキダメギク、ミチヤナギ、イヌタデ、ツユク

サ、コニシキソウ、ママコノシリヌグイ、オオニシキソウ、エノコログサ、ハエドクソウ、コ

センダングサ、ミズヒキ、オシロイバナ、シナガワハギ、セイバンモロコシ、クマツヅラ、アレチマツヨイグサ、シラヤマギク、オヒシバ、キクイモ、コヤブラン、イヌビエ、メヒシ

バ、コメヒシバ、クズ、キツネノマゴ、ハッカ、ゲンノショウコ、イヌホオズキ、タコノアシ、キンミズヒキ、ヒメヤブラン、ジュズダマ、タカサブロウ、ヒガンバナ、アマチャヅル、フィゾステギア、ウド、キンエノコロ、マメアサガオ、イノコヅチ、ニラ、ヒヨドリジョウゴ、ホソアオゲイトウ、カナムグラ、チヂミザサ、シソ、コアゼガヤツリ、オオアレチノギク、ヤハズソウ、ヤブラン、ヤブツルアズキ、アレチヌスビトハギ、カゼクサ、チカラシバ、ブタク

サ、オオブタクサ、ホシアサガオ、ホウキギク、オオオナモミ、メドハギ、ヌマガヤツリ、チョウジタデ、アレチウリ、ツルマメ、ヨモギ、アシ、アメリカセンダングサ、アキノノゲシ、イシミカワ、ヤブタバコ、タマスダレ、イヌコウジュ、ヒメムカシヨモギ、シロザ、マルバヤハズソウ、ホテイアオイ、ナガボノシロワレモコウ、クワクサ、オオケタデ、ノハラアザミ、ミゾソバ、イボクサ、タマガヤツリ、アキノウナギツカミ、エノキグサ、アシ、ススキ、オギ、ヤブマメ、コブナグサ、ホソバヒメミソハギです。

 

樹木では9月後半に花の咲き始めたものはありません。

 

ほたるは9月16日に1匹見られたのが最後でした。今年はまずまずの結果だと思いますが、南池の方で激減したのが今後の課題です。

 

スズムシの鳴き声は8月中旬から聞かれ、今もまだたくさん元気よく聞こえます。スズムシおじさんこと小越さんによると、今年は放虫をしていないそうです。スズムシも三貫清水の緑地で自然繁殖しているのだと思います。とてもうれしいことです。

若本孝雄