ゲンノショウコの花です

2005.08.31

これはゲンノショウコです。

 

下痢止めといえばゲンノショウコと云われるように効果抜群で「現の証拠」と名づけられました。ふうろそう科の多年草で、東日本では白花が多いといわれていますが、三貫清水緑地には赤花のものもあります(まだ咲いていません)。

 

ところがこの草のすばらしいのは下剤になる成分も入っていることで、さっと煎じたものを冷やして飲み便秘の薬に、時間をかけて煎じたものを下痢止めの薬にする人もいるといいます。


 

 


なす科の植物といえば農作物として重要なものがたくさんあります。ナスはもちろんですが、トマト、ピーマン、各種トウガラシなどのほか、地下にできる薯を食用にするジャガイモもなす科です。観賞用などのホオズキもそうです。

 

野生するものでは先に紹介したワルナスビのほかイヌホオズキなどがあります。

 

写真で紹介するヒヨドリジョウゴもなす科のつる性の草で、花後小さい赤い実をつけます。有毒だそうですが、どういうわけかヒヨドリが好んで食べるそうです。


 

 


8月後半に花の見られた草は、セイヨウタンポポ、カタバミ、トキワハゼ、ギシギシ、ノゲシ、オニノゲシ、ハイアオイ、ムラサキツユクサ、アカバナ、イ、ヒルザキツキミソウ、アカツメクサ、シロツメクサ、ミコシガヤ、クサイ、ウキヤガラ、ネズミムギ、マメグンバイナズナ、ハキダメギク、ミチヤナギ、イヌタデ、ツユクサ、ヒメジョオン、アレチギシギシ、ヨウシュヤマゴボウ、コニシキソウ、ママコノシリヌグイ、オオニシキソウ、エノコログサ、イタドリ、ワルナスビ、シマスズメノヒエ、ヤブガラシ、ハエドクソウ、ヘクソカズラ、コセンダングサ、ミズヒキ、オシロイバナ、オニドコロ、ヌマトラノオ、シナガワハギ、セイバンモロコシ、カラスウリ、クマツヅラ、アレチマツヨイグサ、チドメグサ、ミョウガ、シラヤマギク、オヒシバ、キクイモ、コヤブラン、イヌビエ、メヒシバ、コメヒシバ、ガガイモ、クズ、キツネノマゴ、ハッカ、フトイ、マツカサススキ、ゲンノショウコ、イヌホオズキ、タコノアシ、キンミズヒキ、ヒメヤブラン、ジュズダマ、タカサブロウ、ヒガンバナ、アマチャヅル、フィゾステギア、ウド、キンエノコロ、マメアサガオ、イノコヅチ、ニラ、ヒヨドリジョウゴです。

 

樹木ではヌルデが咲き始めました。

若本孝雄