ヒガンバナが早くも咲きました

2005.08.15

これはヒガンバナです。ひがんばな科の多年草で秋の彼岸ごろに咲くのでヒガンバナ(彼岸花)、別名マンジュシャゲ(曼珠沙華)です。

 

ところが三貫清水の南池近くで毎年咲くこの花は気が早く、8月5日ごろに咲くこともありました。今年は8月12日に一輪咲きました。数は少ないけれどしばらく楽しめそうです。別名に「葉見ず花見ず」というように、花時は葉を見ず葉時は花を見ずで、葉が出るより先に花立ちして咲き花が終わってから葉が出てきます。

 

ヒガンバナは種子ができないといわれますが、南池のそばでは毎年たくさん黒い大きな種子を採ることができます。それを播いていますがまだ一度も芽が出たことはありません。

                         


 


次はワルナスビです。鴨川の土手などにたくさん咲いています。「悪い茄子」の意味で、種子で殖えるほか地下茎をはびこらせて、たちまち広がって群生してしまう、始末の悪い害草のひとつです。葉茎ともに刺だらけでその点でも扱いにくい草です。でも花はジャガイモの花に似ていて割合きれいです。


 

 

 


8月前半に花の見られた草は、セイヨウタンポポ、カタバミ、トキワハゼ、ギシギシ、ノゲシ、イモカタバミ、オニノゲシ、ハイアオイ、カラスビシャク、ムラサキツユクサ、アカバナ、イ、ヒルザキツキミソウ、アカツメクサ、シロツメクサ、ミコシガヤ、クサイ、ウキヤガラ、ネズミムギ、ムラサキカタバミ、マメグンバイナズナ、ハキダメギク、ミチヤナギ、イヌタデ、ツユクサ、ヒメジョオン、アレチギシギシ、ヨウシュヤマゴボウ、コニシキソウ、ママコノシリヌグイ、オオニシキソウ、エノコログサ、イタドリ、ワルナスビ、シマスズメノヒエ、ヤブガラシ、ハエドクソウ、ヘクソカズラ、ガマ、コセンダングサ、ミズヒキ、オシロイバナ、ヒメヒオウギズイセン、オニドコロ、ヌマトラノオ、シナガワハギ、セイバンモロコシ、カラスウリ、セリ、クマツヅラ、アレチマツヨイグサ、チドメグサ、ミョウガ、シラヤマギク、オヒシバ、キクイモ、コヤブラン、イヌビエ、メヒシバ、コメヒシバ、ガガイモ、クズ、キツネノマゴ、ハッカ、フトイ、マツカサススキ、ゲンノショウコ、イヌホオズキ、タコノアシ、キンミズヒキ、ヒメヤブラン、ジュズダマ、タカサブロウ、ヒガンバナです。

 

 

樹木ではクサギ、クコ、タラノキが咲き始めました。

 

若本孝雄