12月に入り、冬がもう間近です。 すっかり枯れ木の多くなった林の中で、ボケが次々と咲き始めました。これから春先まで、白と紅の花が鮮やかに咲きます。 ハンノキも花房が大きくふくらんできました。
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枝先にぶらさがっているのがハンノキの雄花(おばな)です。その付け根のあたりに、小さなちいさな雌花(めばな)があります。虫のいない冬場、雄花の花粉は風に運ばれて雌花に受粉します。
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もう枯れる寸前ですが、ホトトギスの花が咲いていました。花びらには小さな斑点(はんてん)があります。この斑点が鳥のホトトギスの胸毛に似ていることから名前がついたそうです。 |
木の実は鳥に食べられたり、熟して地上に落ちたりして、めっきり少なくなってきました。 |
ゴンズイの実の、真っ赤な果皮と、光沢のある真っ黒な種が目を引きます。 |
ツルウメモドキの実は褐色の皮がはじけて、朱色の実が顔をのぞかせています。 |
ちょっと暗い写真になってしまいましたが、ムラサキシキブは実にきれいな花と実を付けます。紫の実の美しさを表すため、紫式部の名を借りたそうです。 |
こうして林の中で咲いているマンリョウは、なかなか趣があります。 |
薄ピンクに色づいたマユミの実と葉はとてもきれいです。 |
昔はこの葉でご飯を包んだことから付いた名前です。高い木は20メートル近くまで伸びます。高〜い枝に付いていた赤い実は鳥にほとんど食べられたようです。 |
ガガイモの実を家に持ち帰って写真を撮ってみました。長さ6〜7センチの実がはじけて、タンポポの綿帽子(わたぼうし)のような種がいっぱい出てきます。種には長さ3センチほどの綿毛が付いています。晩秋にこの実を見つけると、何となく楽しくなります。 |
葉が3枚ずつセットで付きます。5枚ずつ付くアケビもあります。長く伸びた蔓(つる)は、かごなどを編むのに使われます。 |
この写真ではよく分からないでしょうが、これもアケビの仲間です。秋に赤紫の実がなり、食べられます。 |
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