このところ何かと忙しくて、ホームページを更新できませんでした。撮影した写真がたまってしまいましたので、まとめて掲載します。

 日一日と秋の色合いが深まりつつあります。林を歩くと、木からドングリがポトンポトンと落ちてきます。紅葉はまだですが、秋の花はいろいろ咲いています。

 そこで、まず秋の七草のハギとススキから。

シロハギ

ススキ
 秋の七草は、山上憶良が万葉集で詠(よ)んだ歌に出てくるハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、フジバカマ、キキョウ、オミナエシです。それぞれの名前の頭の一字を取って、「お好きな服は?」と覚えるそうです。

 ところで、昭和の初めに決められた「新・秋の七草」というのもあるそうです。次は、その「新・秋の七草」に数えられている花です。

シュウカイドウ
 なかなか品のいい花です。「新・秋の七草」の一つに数えられています。ベゴニアの仲間ですが、寒さに比較的強く、ベゴニア属のなかでは唯一、日本の戸外で越冬できる種です。半日陰の湿った地を好み、各地で野生化しています。

 次は、名前に「秋」が付く花です。

アキノノゲシ
 道端に咲いている花ですが、よく見ると、なかなか風情のある色合いをしているというか、上品で趣(おもむき)のある花です。日が照っている間は花が開いていますが、日が傾いて陰になると花は閉じてしまいます。

 次は、キクの仲間を2つ。

シラヤマギク

ヤクシソウ
 シラヤマギクはキクの仲間なのに、花びらの数が少ないのが特徴です。咲いている姿も、キクらしくないかもしれません。
 ヤクシソウは枝の先に花がたくさん付きます。キクの仲間なので、葉や茎を折ると、白い乳液が出ます。

 ところで、数日前から湧き水が盛んに出ています。
 これは第二池です。斜面から豊富に水が湧き出ています。7月の水涸(か)れがうそのようです。常時これくらい湧き出てくれればいいのですが。

 次は、小さくてかわいい花をいくつか。

イヌホウズキ
 イヌホウズキはナス科なので、花の形がナスの花に似ています。花の大きさは1センチほどです。

コウヤボウキ
 コウヤボウキは結構珍しいので、見たことがない人が多いのではないでしょうか。細くて弾力のある枝が四方八方に伸びる低木です。奈良の高野山では、この枝を束ねてホウキにしたことから、名前が付いたそうです。

ミゾソバ
 ミゾソバは水田や溝などに生えます。溝に生えていて、花がソバの花に似ているので、ミゾソバという名前が付いたそうです。きれいな花です。