ニホンカナヘビ

 三貫清水の草原をのぞいてみました。いろいろな生き物がいます。

 この写真はニホンカナヘビです。警戒心が薄いというか、なかなか逃げないので、どんどん近づいたら、カメラのレンズ越しに、目と目が合ってしまいました。

 これをニホントカゲと混同している人が多くいます。ニホントカゲは皮膚がツヤツヤしていて、岩場によくいます。

 ニホンカナヘビは皮膚が乾いたカサカサの感じで、草原によく生息しています。昆虫やクモなどを餌にしているようです


ツバメシジミ

 シジミ蝶の仲間です。広い草地を好みます。羽の後ろに細い突起があります。これがツバメの羽の形に似ているので、ツバメシジミの名前が付いたそうです。


サキグロムシヒキ

 見るからに、こわそうな姿をしています。「草原のギャング」「草原の殺し屋」という感じの存在です。

 ムシヒキアブの1種です。サキグロムシヒキのようです。

 葉の上などに止まっていて、近くを他の昆虫(ハエなど)が通ると、素早くつかまえて食べます。性質は荒く、自分より何倍も大きな昆虫も平気で襲います。

 この写真は獲物をつかまえた直後です。足の間に、つかまえた虫を抱え込んで、食べています。獲物(ハエかハチのようです)の羽が見えます。アリの死骸も転がっています。


ツユムシ

 ツユムシです。これも草むらにたくさんいます。

 キリギリスの仲間で、かすかな声で「ツツツツ」と鳴きます。

 草の葉を食べますが、好物は花。幼虫は花びらを食べて育ちます。成虫も花粉などが好物です。


キゴシジガバチ

 アナバチ科のキゴシジガバチです。黒と黄色のコントラストがなかなか格好いいですね。

 特に、胸(黒)とお尻(黒)の間の腰の部分(黄)は、きゅっと細くて、まるで竹ひごのよう。 オドロキですね。

 泥でタコツボ型の巣を作るそうです。