コムラサキ

 コムラサキが咲いています。小さな小さな花です。顔を近づけないと、よく見えませんが、きれいな花ですねー。
 紫のほかに、白の花もあります。


ヤマアジサイ

 ちょっと変わったガクアジサイが咲いていました。これも色彩がなかなかきれいです。ヤマアジサイの変種のようです。

 ガクアジサイというのは、真ん中にたくさんある小さな花は咲かずに、周囲を取り囲んでいる装飾花が咲きますが、このヤマアジサイの場合、真ん中にたくさんある小さな花も咲いているようです。


エゴノネコアシ

 エゴノキの枝先にこんなものが付いていました。形が猫の足に似ているので、エゴノネコアシといいます。
 花のつぼみのようにも見えますが、これは実は「虫コブ」の一種です。エゴノキにアブラムシが寄生してできたものです。この虫コブはアブラムシの住み家で、これを開くと、中から小さなアブラムシがぞろぞろ出てくるそうです。


ナツハゼ

 ナツハゼの赤紫の実がきれいです。秋になると、熟して黒褐色になり、秋の味覚として楽しまれています。
 「日本のブルーベリー」と言う人もいます。ジャムにしたり、果実酒に漬けても、おいしいそうです。


ハギ

 ハギといえば「秋の七草」の一つですが、まだ6月だというのに早々と咲いています。別の種類のものかもしれません。


ヤマブキ

 太田道灌となじみの深い古歌に「七重八重、花は咲けども山吹の、実(み)のひとつだに無きぞ悲しき」とあるので、ヤマブキは実がならないと思っていたのですが、このヤマブキには実がたくさん付いています。

 調べてみたところ、八重咲きのヤマブキは実がなりませんが、一重のヤマブキは実がなるのだそうです。
 八重はなぜ実がならないのか? 八重にたくさん付いている花びらは、雄しべ・雌しべが変化したものなので実がならないそうです。

 実は今、緑色ですが、9月ごろ暗褐色に熟します。