群生して咲いているユキノシタが風に揺れているさまは、雪が降っているかのようです。名前はそこからきているようです。 一見、地味そうな花ですが、近づいてよく見ると、なかなかあでやかで、蘭(ラン)を思わせるような色と形をしています。白い5枚の花びらが「大」の字のような形をしていて、そのうち上の3枚には淡紅色で赤い斑があります。 身近な薬草としてもおなじみです。中耳炎(ちゅうじえん)、はれもの、できもの、痔(じ)、むくみ(浮腫・水腫)、しもやけなどに効くそうです。
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白い花びらに見えるものは、葉の変化したもので、花びらではありません。真ん中に立っているのは、何百という小さな花の集まりです。 独特の臭いがあるため、あまり好かれませんが、これも身近な薬草としておなじみです。開花期のドクダミは十薬(じゅうやく)といい、便秘、尿量減少、吹出物などに効果があるそうです。最近はドクダミ茶もよく出回っています。 |
アカメヤナギの実(写真右)がはじけて、綿毛の付いた種を飛ばしています(写真左)。 ヤナギは、増水時に水のかぶるような岸辺や低湿地に生えます。このアカメヤナギも三貫清水の池の横の湿地に生えています。 |
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