イボタノキ

 イボタノキの花が見ごろです。イボタノキは山野に多い低木です。枝の先に長さ数ミリほどの白い花を多く付けます。花は先端が4つに分かれた形をしています。その白さはひときわ鮮やかです。

 この木の樹皮に寄生する虫(イボタロウムシ)からロウが採れるそうです。


クシコメツキ

 コメツキムシの中で最も普通に見られるものです。昔(子どものころ)、この虫を捕まえると、仰向けに置いて、この虫がパチンパチンとひっくり返るのを見て遊びました。甲虫の仲間はだいたい、仰向けになるとなかなかうまく起き上がれません。コメツキムシは胸と腹の間をカクッと反らし、勢いよくパチンと跳ね上がって起き上がります。



ウツギ

 卯の花(ウノハナ)の名前でおなじみです。「卯の花のにおう垣根に〜」という歌「夏は来ぬ」に出てくるように、初夏(5〜7月)に咲きます。日当たりの良い所で、房(ふさ)のように白い花を付けるので、よく目立ちます。


クリ

 クリの花房が伸びてきました。そろそろ咲き始めそうです。間もなく木全体にヒモ状の白い花房をぶら下げ、独特の強い香りで虫を集めます。実はこの花房は雄花(おばな)です。雌花(めばな)は小さくて、なかなか目立ちません。