泡の正体--------アワフキムシ

 先日、木に白い泡の付いている写真を掲載しましたが、三貫清水の林をあちこち歩いてみると、いろいろな木や草に同じような泡の固まりが付いていました。調べてみたところ、この正体はアワフキムシの幼虫でした。

 アワフキムシは樹液を吸う昆虫です。幼虫は5〜6月ごろ、木の枝や草の茎に泡状の巣を作り、その中で樹液を吸って育ちます。泡を取り除くと、赤褐色をした上の写真のような幼虫がいます。体長は5ミリから1センチ弱ほどでしょうか。泡で身を隠すのは幼虫の間だけです。

 成虫は体長1センチほど、セミを小さくしたような姿をしています。7〜8月ごろ見られます。やはり草や木に付いて樹液を吸います。捕まえようとすると、「ピッ(ピュッ?)」というような音を出して、跳んで逃げます。成虫を見たことがある人は結構多いと思います。写真が撮れたら掲載します。


スイカズラ

  ツルを木などにからめて伸びます。花を吸うと甘い蜜が出てくるので、スイカズラという名が付いたそうです。花は6月も見られます。

 花は咲いてすぐの間は白い色をしていますが、日がたつにつれて黄色に変化します。黄と白の花がいっしょに咲いている様子を、金と銀にたとえて「キンギンカ」とも呼びます。



サジクヌギカメムシ

 ノイバラの葉っぱの上にこんな虫がいました。葉っぱと同じ緑色をしています。カメムシの仲間ではないかと思いますが、昆虫は何しろ種類が多いので、よく分かりません。分かる人は教えてください。後日、調べて、分かったら、ここに書き込みます。

 【追記6月17日】 「これはサジクヌギカメムシですよ」と教えていただきました。クヌギの木によく見られるクヌギカメムシの1種です。オスの生殖器の中央突起の先端が『さじ』(スプーン)のような形をしているので、サジクヌギカメムシというそうです。