2001年5月12日撮影



エゴノキ


 木にもいろいろな花が咲きます。今、三貫清水の林の中は、たくさんの木が花を咲かせています。この写真はエゴノキです。こんなにかわいい花が咲くんですね。ちょうど咲き始めたばかりです。あと何日かすれば、このかわいい花が枝全体にぶら下がります。


ガマズミ

 ガマズミは林の縁の道路沿いなど明るい場所に生えています。春に白い花を咲かせ、これが秋になると、甘酸っぱい紅色の実になります(黄色くなるのもあるそうです)。昔は子どものおやつになっていたそうです。果実酒にもなります。



アオハダ

 アオハダは漢字で「青膚」と書きます。樹皮を見ると青色に見えませんが、樹皮をはがすと青色(青みがかった緑色)の内皮が現れます。それで、この名前が付いたそうです。樹皮は薄くて,人の爪でも簡単にはがれます。
 5、6月に少し緑がかった白色の花を咲かせます。実は赤く熟します。材木はおもちゃ、寄せ木細工などに使われます。東北地方のこけしはアオハダで作るものが多いそうです。



アカツメクサ

 別名・ムラサキツメクサともいいます。色の白いのはシロツメクサ(クローバー)ですね。ともにヨーロッパからの帰化植物です。昔の子どもたちは、これらを編んで首飾りなどを作りました。
 ツメクサは「詰め草」と書くそうです。江戸時代、日本はオランダと交易(輸出入)がありました。オランダからガラス製品などを日本に輸出する際、箱の中でガタガタ揺れて割れないように、シロツメグサをクッション材として詰めたそうです。「箱の中に詰めた草」ということですね。