「三貫清水自然塾」活動リポート・・・こんにゃく作り

2011年11月27日(日)8:20〜14:40

 

 天候は晴れで、ほぼ無風の絶好のコンデイション。参加者は12名で。指導者は昨年に倣って会場を提供していただいた、宮前町にお住まいの富田ご夫妻である。

 

1 はじめに担当の赤木さんから、作業のアウトラインについての説明があった。

(1)生芋こんにゃく(こんにゃく玉)は10kgを用意。

    (群馬県廿楽群霜下仁田町東野牧224-5 下仁田こんにゃく観光センター)

(2)   凝固剤は炭酸ソーダ(重曹)300g,と石灰80gの両方を用意。

(3)   この材料で適量の水を加えると、約40kgできる予定。

(4)   昨年は皮を剥くのに包丁を使ったが、今回は皮剥き用の厚手のゴム手袋を用意。

(5)   今回もミキサーを使用し、ペースト状にする。

(6)   こんにゃく玉は、1回に2kg使い、これを5回繰り返す。

(7)   凝固剤であるが、相談の結果、今回は消石灰を使用することになった。(予め5回分を計量しておき、紙に包んでおく)

 

2 レシピは、観光センターから送ってもらった説明資料「手づくり食品大百科(家の光協会)」を参考にしています。

 

3 作業手順について

(1)   こんにゃく芋はたわしでよく洗い、皮剥き用のゴム手袋で皮を剥いて、包丁で芽を取り除いて、水6.6リットルを入れた釜(5升炊)にすりおろしていく。こんにゃく玉を大きめに切ってミキサーに入れ、ペースト状にする。手がかゆくなるので、薄手のゴム手袋を使用する。



 

(2)   釜を中火〜弱火にかけ、木べらで釜底から大きくかきまぜながら煮る。薄いピンク色から白っぽくなってくるまでが目安である。

(3)   もったりとしてきたら、火を止める。15分ほどおき、荒熱がとれたらゴム手袋をはめ、粘りがでるまでよく混ぜこねる。400ccのぬるま湯で溶いた消石灰14gを加える。一端ばらばらになるが、まんべんなく混ぜていると元ののり状になる。のり状になったらそれ以上混ぜない。

(4)   急いで2つのバットに流しいれ、水にぬらした手で表面を平らにならす。

(5)   バットに流したこんにゃくは、約15分して固まったら、バットに水を注ぎ入れてゆでやすい大きさに切り分ける。



(6)   沸騰したたっぷりの湯に入れ、40分〜50分ゆでて凝固剤の臭いやアク抜きをする。

(7)   取り出して、桶の中で1時間ほど水にさらす。

 


(8)   保存する場合は、茹でた湯に入れたまま冷まし、その水につけておく。(冷蔵15日程度)。そのあと食べる時は、その都度軽く湯がくとよい。

 

4 結果と考察

(1)   5回に分けて作業した結果、合計で36,4kgのこんにゃくができた。

(2)   凝固剤には消石灰を使った方がよりこんにゃくらしくできるのではないか。

(3)   10kgのこんにゃくを作るには、10人ほどの人数が必要である。