季節外れとは思いましたが、さくら≠ノついて整理してみました。
さくら≠ヘ日本の国花と言われますが、法律で決められた訳でなく、国民感情としてさくら≠日本の象徴と思う人が多い事が一つの事情として上げられます。
同様なこととして菊≠烽サの例です。
さくら≠フ原産地はヒマラヤ周辺と言われ、そこから北半球の温帯域に広く分布しています。
日本でさくら≠ェ認識され、人々の間に広まったのはいつ頃でしょう…?
古事記には出ていても、中国の影響が強いときは梅が全盛で、平安時代に入って梅からさくら≠ノ変わり、人気者になったそうです。此の頃のさくら≠ヘヤマザクラ=B花と葉が同時に展開します。花が淡い桃色、葉は薄い褐色なので、遠くからだと樹木全体が桃色に包まれて、それが好まれたのかなとありました。
またさくら≠ヘ稲作と関係が深く、さくら≠フさ≠ヘ山の神を、くら≠ヘその居所を示していることから、花が咲き始めると山の神が花に降りてきて田の神となり田植えの時期を教える、そんなことから種蒔き桜≠ニか田植え桜≠ニ呼んだ処もあるようです。
秋には農民が収穫のお礼…秋祭りなどをすると、神は山に帰るそうです。
さくら≠ヘ平安時代以降、鎌倉、室町時代には武士階級にも広がり、安土、桃山時代に豊臣秀吉が奈良の吉野山や京都の醍醐寺などで盛大な花見をした記録があるそうです。
庶民に広まったのは江戸時代、徳川吉宗が飛鳥山、御殿山で花見を庶民に開放したことが始まりといわれています。
現代のさくら℃柾を見てみましよう。
今有る品種は約300種位と言われ、人為的に交配(ソメイヨシノ他) したもの、自然に交雑(カワズザクラ他)したものなどです。
そのもとになった野生種は約十種位です。代表的なものは山桜、霞み桜、大島桜、丁字桜、江戸彼岸などが有ります。
|
|