今年もナナフシと再会
2023・04・15


 ♪ 雑木林の木々から柔らかな若葉が展開する4月初旬ごろ。
 ♪ この時期に合わせて、ナナフシの幼虫が一斉に姿を現します。

 ♪ 「そろそろ見つけられる頃だ」と思い、4月14日、三貫清水の雑木林でナナフシ探しをしました。
 ♪ 探すポイントはエノキなどの若葉。
 ♪ エノキなどの若葉はとても柔らかいので、孵化したばかりのナナフシの幼虫でも食べることができます。

 ♪ 「えー、このあたりにいるかなぁ〜?」と探したら、いました、いました!
 ♪ 意外と簡単に見つけることができました。
 ♪ ナナフシの一種・ナナフシモドキです。

 ♪ アップで撮っているので、大きく見えると思いますが、体調(頭〜尻)は20mmほど。
 ♪ 小さくて、細くて、か弱くて・・、ちょっと風が吹いただけで飛んでしまいそうな体つきです。


 ♪ シデの葉にもいました。
 ♪ これも体長は20mmほど。
 ♪ 大きさから考えて、一度脱皮した二令幼虫でしょうか?


 ♪ 雑木林をぶらっと30分ほど歩いただけで、14匹見つけることができました。
 ♪ 今年は結構たくさんのナナフシが出てくれるかもしれません。

 ♪ とはいえ、弱肉強食の自然界では、弱き者は食べられるのがルール。
 ♪ 誕生したばかりのナナフシがハエトリグモに襲われているシーンに遭遇しました。
 ♪ 残念ですが、致し方ありません。


 ♪ 5月に入ると、エダナナフシ、ヤスマツトビナナフシも姿を現します。
 ♪ 頑張って生き延びてほしいものです。

◇     ◇     ◇


 ♪ エノキはいろいろな昆虫や鳥が集まる木です。
 ♪ ナナフシモドキのすぐそばにアカボシゴマダラの幼虫もいました。
 ♪ 緑の筋模様が特徴です。
 ♪ この幼虫は蛹化が近そうです。


松井修一