初秋の「赤」
2022・10・08


 ♪ ここ数日、雨の日が続いて気温も下がり、一気に秋めいてきました。
 ♪ この先、秋が深まるにつれ、赤く色づいた虫や植物が増えていきます。

 ♪ まずは、トンボから。
 ♪ 名前に「秋」が入ったアキアカネ。
 ♪ 暑い夏の間は山や高原で過ごし、気温が下がってくると、平地に降りてきます。


 ♪ ひときわ目を引く赤といえばヒガンバナ。
 ♪ 雑木林の横の道沿いで、華やかに咲いています。


 ♪ こちらも、真っ赤に咲いているミズヒキ。
 ♪ 花を上から見ると赤、下から見ると白なので、紅白の水引に例えて名前が付いています。


 ♪ 「秋の七草」として万葉の昔から親しまれてきたフジバカマ。
 ♪ 白と赤紫の小さな花をたくさん咲かせます。


 ♪ 昭和の初め、与謝野晶子らによって選定された「新・秋の七草」に入っているシュウカイドウ。
 ♪ ちなみに、「新・秋の七草」はシュウカイドウのほか、ハゲイトウ、コスモス、ヒガンバナ、アカマンマ、キク、そしてオシロイバナ。


 ♪ そのオシロイバナは、関東地方では10月いっぱい花を見ることができます。


 ♪ 雑木林の日当たりの良い林縁に生えるゴンズイの木。
 ♪ 秋に付ける実は真っ赤に熟して裂け、中から光沢のある黒い種子が現れます。


 ♪ ツタの葉が色づき始めました。
 ♪ 気温が下がるにつれ、さらに真っ赤に紅葉していきます。


松井修一