♪ いやはや、猛暑の日々が続きます。
♪ 猛暑というより、「酷暑」「激暑」「烈暑」と言いたいほどの暑さ。
♪ 人間はもうグッタリですが、鳴き声が一段と大きくなっている気がするのはセミたち。
♪ 昼間の暑さが少し和らいだ夕方、三貫清水を散歩したら、脱皮が始まったばかりのセミを見つけました。
♪ 急いで家に持ち帰り、撮影させてもらいました。
♪ わが家に到着した段階がこれ。
♪ 体が半分以上、殻から抜け出しています。
♪ 翅(羽)はきれいな薄緑色。これはアブラゼミです。
♪ 約5分後、お尻の先端だけ残して、ほぼ全身が殻から出ました。
♪ 背中に羽を付けたキューピットのようです。
♪ さらに5分後、ドッコイショと体を起こして、殻につかまりました。
♪ 前足でぶら下がると、翅が徐々に徐々に伸びていきます。
♪ 翅の先端付近までほぼ広がりました。あともう少しです。
♪ 半透明の翅に薄青緑の線。本当にきれいです。
♪ 翅の先端まできれいに伸びました。
♪ 最初の写真からここまで1時間ほど。
♪ 「こんなきれいなセミは見たことがない」と思うのはここまで。
♪ ここから色がどんどん変わって、見慣れたアブラゼミの色になります。
♪ 約30分後、色が少しずつ茶色くなっていきます。
♪ そして2時間後、見慣れたアブラゼミの色になりました。
♪ きれいな薄青緑が地味〜な茶色になってしまうなんて、人間から見ると残念ですが、これは身を守るための保護色。見つかりにくい姿で生き延びて、子孫を残します。
♪ 撮影が終わったので、家の外に出しておいたら、翌朝、飛び去っていきました。
◇ ◇ ◇
♪ さて、この時期、雑木林の木々の枝を見ると、あちらにもこちらにも、綿毛のようなものが付いています。
♪ 白い粉のような・・、カビのような・・。
♪ これはアオバハゴロモという虫の幼虫です。
♪ 分かりにくいと思いますが、矢印のところに幼虫がいます。幼虫はお尻から蝋(ロウ)のような物質を出し、それを綿毛のようにして全身にまとって、身を隠します。
♪ 綿毛をまとって身を隠すといっても分かりにくいので、動画を撮りました。下記のリンクをクリックすると、別画面で動画が再生されます。
クリック→ ■アオバハゴロモの幼虫が歩く動画■
♪ これは、成虫になったばかりのアオバハゴロモ。背中のあたりに綿毛が少し残っています。
♪ 完全に成虫になると、こんな姿に。
♪ アオバハゴロモという名前も優雅ですが、薄緑と淡い赤の体色も優雅です。
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