6月前半の虫たち
2022・06・18


 ♪ 降ったり、やんだり、寒かったり、暑かったり・・。
 ♪ 梅雨はやっかいですが、季節は「初夏」から「夏」へと移り変わっていきます。

 ♪ 「6月前半の虫たち」と言いながら、梅雨なので、最初はカタツムリから。
 ♪ キセルガイの一種・ナミコギセルです。大きさは、殻の長さ15mmほど。落葉広葉樹林の落ち葉の下や倒木(朽ち木)に付着して暮らしています。
 ♪ カタツムリは貝の一種だと言われても、なかなかピンと来ませんが、キセルガイを見ると、「ああ、なるほど!」と納得がいきます。


 ♪ 夏といえば、カブトムシやクワガタ。
 ♪ カブトムシはまだ姿を見せませんが、コナラの木の割れ目にコクワガタがいました。


 ♪ ナナフシの一種・ヤスマツトビナナフシを見つけました。
 ♪ 5月に見つけたナナフシモドキ、エダナナフシと合わせて、今年も3種類のナナフシの生息を確認できました。


 ♪ 初夏に姿を見せるアカシジミ。
 ♪ オレンジがかった赤色の翅が特徴です。コナラやクヌギなどの雑木林に生息しています。


 ♪ 雑木林を歩いていたら、もつれ合うように何かが落ちてきました。
 ♪ 何だろう?と思って見たら、交尾中のテングチョウでした。

 ♪ しばらくして、互いに離れました。
 ♪ 手前がメス、奥がオスのテングチョウです。


 ♪ 春先から姿を見せる、おなじみのモンシロチョウもまだたくさん飛んでいます。


 ♪ ガ(蛾)といえば、「夜に活動する」「きたない」というイメージがありますが、昼間に活動する「かわいい系」もいます。
 ♪ これはカノコガ。今の時期、三貫清水の雑木林のあちこちにいます。


 ♪ これもガの一種・ウメエダシャク。


 ♪ ついでに、「かわいい系」をほかにも。
 ♪ 背中にハートのマークを付けたエサキモンキツノカメムシ。


 ♪ 赤銅色や金緑色に輝く美しいアカガネサルハムシ。


◇     ◇     ◇


 ♪  スズメバチの仲間は、いろいろな昆虫をつかまえると、あごで噛み砕いて肉だんごにし、巣に持ち帰ります。幼虫の餌にするためです。
 ♪ これはキアシナガバチ(多分)です。ここはヤスマツトビナナフシがいた場所なので、肉団子がヤスマツトビナナフシではないことを祈るばかり・・。



 ♪ シマサシガメをつかまえたササグモ。
 ♪ 5/22「初夏の装い」で掲載した写真のクモも、これと同じササグモだったようです。


松井修一