梅雨近し 虫いろいろ
2022・06・03


 ♪ 6月に入り、いよいよ梅雨の時期が近くなってきました。

 ♪ 梅雨の花といえばアジサイ。三貫清水のあちらこちらで、賑やかに咲き始めています。


 ♪ 季節のこよみで、6月6日から10日は「蟷螂生(かまきりしょうず)」と呼ぶそうです。秋に産み付けられた卵から、カマキリの幼虫(幼生)が次々と現れる時節という意味です。
 ♪ これはオオカマキリの幼虫のようです。体長はまだ15mmほどしかありません。


 ♪ ところで、八重の白いガクアジサイに、こんな虫がいました。名前は不明です。
 ♪ パッと見た感じでは、バッタの仲間のようですが、触角が長い・長い! 体長の8倍ほどあります。こんなに長くて、邪魔にならないんでしょうか?


 ♪ 「何という名前の虫だろう?」と思いながら雑木林を観察していたら、別の木にもいました。


 ♪ この時期、この蝶をよく見かけます。アカボシゴマダラ(春型)です。ここ数年で随分増えました。中国大陸から移入したと考えられる特定外来生物です。


 ♪ これはミズイロオナガシジミ。
 ♪ 三貫清水のようにコナラやクヌギの多い雑木林で見られるシジミチョウの仲間です。昼間は木の葉陰で休んでいて、夕方になると活発に活動します。


 ♪ ハルジオンの花で吸蜜していたヒメウラナミジャノメ。
 ♪ 名前にジャノメ(蛇の目)とあるように、目玉マークのような模様が特徴です。


 ♪ ジャノメ模様の蝶にはたくさんの種類があり、こちらはヒメジャノメ。
 ♪ ジャノメの配置が種類ごとに微妙に異なります。


 ♪ おなじみのシオカラトンボ。これはオス。
 ♪ トンボの仲間はなかなか静止してくれないものが多いので、撮影者泣かせですが、シオカラトンボは石や杭の上などによく止まってくれます。


 ♪ こちらはシオカラトンボのメス。その色合いから、ムギワラトンボとも呼ばれます。


 ♪ ナナフシモドキは日に日に体が大きくなってきました。現在の体長(頭〜尻)は5センチ半ほど。
 ♪ 5月初めごろは、柔らかい葉の上にいるのを見つけることが多かったのですが、最近は体が大きくなったためか、ちょっと硬そうなアカメガシワなどの葉でも見つけることが増えました。


 ♪ ナナフシモドキが動く様子を動画に撮ってみました。下の写真をクリックすると、別ウインドウで動画が再生されます。

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松井修一